現在ルール策定中ですので,今後変更となる可能性があります.
- 参考動画:https://youtu.be/Hmcg-QO8Nso
- ※ 参考動画は完璧ではない.年によってルールが異なるため,参考程度にすること.
- ※ 詳細なルールや配点については検討中である.
オペレータから出される3つのコマンドを達成すること.
ロボットはオペレータから要求された任意のコマンドを実行するよう求められる.
- ロケーション: WRS2020 Tidy Upアリーナを基にした,家庭環境を模した環境が用いられる.アリーナ内は事前にマッピングすることができる(既知の環境).
- スタートロケーション: ロボットは,アリーナの外からスタートする.
- インストラクションポイント:ロボットは,事前に定義されるアリーナ内のある地点で,オペレータから命令を受ける.
- オペレータ:ランダムに選択されたタスクを,ロボットに実行するよう命令する.オペレータは観客やレフェリーから選ばれる
- 競技時間:競技時間は10分間である.
- 命令の使用言語は英語である.
- 配置:レフェリーはチームにロボットをスタート位置へ移動させるよう指示する.
- スタート:レフェリーはスタートの合図を出し,タイマーをスタートさせる.同時にチームは最後の簡単なセットアップ(スタートボタンを押す等)を完了し,エリアを離れる.この際,ボタンを2つ以上押すなど複雑なセットアップ手順の実施は認められない.また,これ以後チームがロボットに触れると即座に失格になる.
- ドアオープン:チームの1人はスタートの合図と同時にドアを開ける.ロボットはドアが開いたことを認識し,自律的にアリーナへ入場してインストラクションポイントまで移動する.
- ゴール:1つの命令タスクに対して,コマンドフェーズとサービスフェーズを行う.これを3回繰り返す.
- タスクの選択:チームがレフェリーに希望するカテゴリを伝える.レフェリーはコマンドセットかコマンドジェネレータよりランダムにカテゴリ内のタスクを選択する.
- Category 0:コマンドセットタスク(後述するコマンドセットを使用)
- Category 1:低難易度タスク(コマンドジェネレータを使用)
- Category 2:中難易度タスク(コマンドジェネレータを使用)
- Category 3:高難易度タスク(不足情報/誤情報を含む)(コマンドジェネレータを使用)
- ロボットへの命令:オペレータは,ここで選択されたタスクをロボットに命令する.このとき,ロボットがオペレータの命令について理解できなかった場合,もう一度発言を繰り返すように要求することができる.もし,受け取った命令で不足する情報があればロボットからオペレータに聞くこともできる.
- 命令の復唱:ロボットは命令を受け取ったあと,命令内容を復唱してから行動を開始する.
- サービス:ロボットは,与えられた命令のタスクを実行します.タスクの終了後は,次の命令のためにインストラクションポイントへ戻る.
- ※ 「命令を理解できた」のみの点数を取ることを禁止とする.
- 「命令を理解できた」の得点を得るためには,「コマンドカテゴリxを成功」に対し何点かの得点があったことが条件である.
- 得点を1点も取らずに,コマンドをスキップして次のコマンドを求めることは認める(コマンドのスキップ,最大3回まで)
- ※ コマンドの配点が上がる条件について
- コマンドの配点が上がる条件として,全段のコマンドを「成功」していることを条件とする.「成功」とは,満点を得られている状態である.
- ※ コマンドジェネレータの事前公開
- RoboCup@HomeのGitHubに公開されているコマンドジェネレータを使用する. ただしカテゴリやオブジェクト,場所名等は変更される.
本タスクでは,次のデウスエクスマキナが採用される.デウスエクスマキナでは該当アクションの点数は入らないが,より簡単な手法でアクションをスキップし,タスクを継続することができる.
Action | Bypassing |
---|---|
コマンドの理解 | ✓カスタムオペレータの使用 ✓「命令を理解できた」の点数が5点になる ✓ARマーカ/QRコードの使用 ✓点数は入らないが,タスクの継続が可能 |
コマンドセットの使用 | チームはコマンドジェネレータの代わりにコマンドセットの命令を要求することができる. |
タスクの支援 | ロボットがタスクを実施出来ない場合,発話など人間にとって自然な形で支援を要求することができる.このとき,レフェリーはロボットの要求が理解できる場合にロボットを支援する.この際,各回の「コマンドを達成」の点数を上限としてレフェリーが減点する場合がある. |
コマンドセットの使用を選択した場合,命令の選択のためにコマンドジェネレータは使用されず,代わりに本テーブルのコマンドセットから1つが選択され,使用される.
タスクの種類 | 命令文 |
---|---|
bring | ✓Go to the ${部屋名}, grasp the ${物体名} on the ${場所名} and place it on the ${場所名}. ✓Go to the ${部屋名}, grasp the ${物体名} on the ${場所名} and give it to ${人物名}. |
vision (find obj | people) |
✓Tell me how many ${物体カテゴリー名} there are on the ${場所名}. ✓Tell me how many people in the ${部屋名} are ${ポーズ}. |
navigation (follow, guide) |
✓Go to the ${部屋名}, find ${人物名} at the ${場所名} and follow (him | her). ✓Go to the ${部屋名}, find ${人物名} at the ${場所名} and guide (him | her) to the ${場所名}. |
navigation (follow, guide) |
✓Go to the ${部屋名}, find ${人物名} at the ${場所名} and answer (his | her) question. ✓Go to the ${部屋名}, find ${人物名} at the ${場所名} and ask (him | her) ${質問}. |
- 準備日
- 部屋,ロケーション,人物の名称を公開.
- 物体の置かれる可能性がある場所を公開.
- アナウンス(競技2時間前)
- アリーナの入口と出口のドアの場所,インストラクションポイントを公開.
Action | Score |
---|---|
命令を理解できた | 10点×3回 |
命令を理解できた(カスタムオペレータ) | 5点×3回 |
1回目のコマンド | |
コマンドカテゴリ0を成功 | 5点 |
コマンドカテゴリ1を成功 | 10点 |
コマンドカテゴリ2を成功 | 20点 |
コマンドカテゴリ3を成功 | 30点 |
2回目のコマンド | |
コマンドカテゴリ0を成功 | 10点 |
コマンドカテゴリ1を成功 | 20点 |
コマンドカテゴリ2を成功 | 40点 |
コマンドカテゴリ3を成功 | 60点 |
3回目のコマンド | |
コマンドカテゴリ0を成功 | 20点 |
コマンドカテゴリ1を成功 | 40点 |
コマンドカテゴリ2を成功 | 80点 |
コマンドカテゴリ3を成功 | 120点 |
- ※各コマンドは,次のパーセンテージで部分点を付ける
- 1ヵ所以上適切な場所へ自律移動する 25%
- 1人以上の適切な人物/1つ以上の適切な物体へ何かしらアプローチする 25%